プラモデル制作におすすめの交換式ピンバイス 5選
プラモデルやレジンキットなどの模型の穴開けに便利な「ピンバイス」。
DIYなどで使われる一般的なドリルよりも細い穴を開けることができる工具です。
各メーカーからたくさん販売されていて、どれを購入しようか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、模型制作の穴開けに便利なピンバイスを5つ厳選して紹介していきます。
ピンバイスを選ぶ際に活用してみてください。
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目次
ピンバイスとは?
ピンバイスとはサイズの小さいドリルを装着して穴を開ける工具のことです。
正確には「ピンチャック」と呼ばれますが、一般的にピンバイスのほうが浸透しています。
装着できるドリルにはプラスチック用、木工用、金属用、コンクリート用などがありますが、模型で使う分にはプラスチック用のものがおすすめです。
ピンバイスのチャックとは
▼下の画像部分がチャックといい、ドリルをピンバイスに固定するための部品になります。
ピンバイスはドリルの根元の形や径に合うチャックを使用しないと、ドリルをしっかり固定できずに空回りしてしまうことがあります。
ドリルを装着する際は、対応できるドリルの形と径を把握する必要があります。
またドリル以外にも形と径さえ合えば、リューターのビットやGodHand(ゴッドハンド)のスピンブレードを装着して使うこともできます。
ピンバイス選びの3つのポイント
ピンバイスを選ぶときのポイントを3つに分けて紹介していきます。
ピンバイスを選ぶポイント1.用途に合わせて選ぶ
1つめは用途に合わせて選ぶことです。
ピンバイスには主に「交換式」と「固定式」の2種類があります。
交換式ピンバイス
交換式ピンバイスのメリットは以下の3つです。
- ドリルの刃を交換することによって、1本でさまざまなサイズの穴を開けられること
- コスパがいい
- リューターやGodHand(ゴッドハンド)のスピンブレードを装着できる
デメリットとしては以下の2つです。
- 交換する手間がある
- ドリルの形、径が合っていないと装着できない
ピンバイス本体とドリルは別売りになっているケースが多く、特にドリルは形・径が合っていないと装着できない場合があるため事前によく確かめた方がよいです。
固定式ピンバイス
固定式ピンバイスは柄の部分とドリルが最初から一体になっているものです。
メリットとしては、以下の2つです。
- 刃の交換が必要ないので作業効率がよいこと
- 固定されているのでドリルの刃が安定して穴をあけられること
デメリットとしては、以下の3つです。
- かさばってしまう
- コストがかかる
- 細かいドリルのサイズが少ない
2mm以上の比較的大きな穴をよく開けるのであれば、柄とドリルが一体になった固定式を選びましょう。
ピンバイスを選ぶポイント2.手のサイズで選ぶ
2つめは手のサイズで選ぶことです。
なぜならピンバイスはサイズが大きい物が多く、手の小さい人はうまく持てなかったり、あつかいにくくなるからです。
子どもや小さい手の方は、ピンバイス本体のサイズを意識して小さいサイズのピンバイスの購入を検討してみてください。
ピンバイスを選ぶポイント3.付加機能やセット内容で選ぶ
3つめは付加機能やセット内容で選ぶです。
ドリルを交換する交換式ピンバイスの場合、径の異なるドリルを連続で使用するときは何回も交換する手間がありあます。
そんなときは、ワンタッチでドリルを交換できるタイプのピンバイスがおすすめです。
また、持ち手の部分にラバーなどがついているものは、すべりを防止して力を伝えやすくなるので作業性がよくなります。
ピンバイスとドリルがセットになったものは、対応しているドリルの径を考える必要がなく、購入後すぐ使用することができます。
セットになったものはドリルを単品で購入するより安く、穴を開けたいときにちょうどいいドリルの径がないなんてことも少なくなります。
ピンバイスの使用頻度が高い場合は、安価な商品は控える
固定式ピンバイスは100円ショップでも購入できます。
しかし、1000円前後で売られている一般的なピンバイスと比べると、性能面で劣ります。
- 数回使用しただけでドリルの刃が折れる
- ドリルの刃の切れ味が悪く、穴を開けにくい
- ドリルが斜めに固定されているものがある
などが実際にあるので、長い目で持た場合は金額・時間を節約できるので一般的なピンバイスがおすすめです。
ピンバイス(交換式)のおすすめ 5選
ピンバイスには「交換式」と「固定式」の2種類がありますが、今回はドリルを交換できる交換式ピンバイスを5つ紹介していきます。
1.タミヤ 精密ピンバイスD-R
1つめはタミヤから販売されている「精密ピンバイスD-R」です。
持ち手の所にラバーグリップが付いていて持ちやすく、グリップエンドにベアリングが内蔵しているので回転がなめらかで作業性がいいです。
チャックは2種類がついており、0.1mm~3.2mmまで幅広い径に対応した万能ピンバイスです。
本体の長さ | 11 cm |
ドリルサイズ | 0.1mm~3.2mm(丸軸径)に対応 |
付属品 | - |
FineGood ドリルビットセット
2つめはコスパ重視の方におすすめの「FineGood ドリルビットセット」です。
ピンバイス本体と24本のドリルがついたセット商品で、値段が安くコストパフォーマンスが魅力です。
ドリルの刃は0.6mm~3.0mmの12サイズ(各2本ずつ)がそろっているので、ピンバイス初心者におすすめです。
本体の長さ | 9cm |
ドリルサイズ | 0.6・0.7・0.8・1.0・1.2・1.5・1.8・2.0・2.2・2.5・2.8・3.0mm |
付属品 | ドリル刃24本 |
ゴッドハンド パワーピンバイス PB-98ST
3つめはゴッドハンドから販売されている「パワーピンバイス PB-98ST」です。
鉄製のコレットチャックが2種類入っており、ドリルをしっかり固定してくれるので安定感抜群です。
0.1~3.2mmまでのドリルに対応しており、ゴットハンドから販売されているスピンブレードも使うことができます。
本体の長さ | 10.2㎝ |
ドリルサイズ | 0.1~3.2mm(丸軸径)対応 |
付属品 | - |
兼古製作所 アネックス ピンバイス 0.1~1.0mm No95
4つめは兼古製作所(Anex)から販売されている「ピンバイス 0.1~1.0mm」です。
ドリルサイズが0.1~1.0mmまでしか対応していませんが、値段が安い上に作りがしっかりしているのでコストパフォーマンスに優れています。
値段が安いので普段よく使うドリルを装着して、複数本に分けて使うとドリルの交換する手間が省けて便利ですよ。
本体の長さ | 9.7㎝ |
ドリルサイズ | 0.1~1.0mm(丸軸径)対応 |
付属品 | - |
ゴッドハンド ショートパワーピンバイス ディープコレットタイプ GH-PBS-KC
5つめはゴットハンドから販売されている「ショートパワーピンバイス ディープコレットタイプ GH-PBS-KC」です。
3つめの「パワーピンバイス PB-98ST」と同じメーカーでこちらは柄の部分が短くなったモデルです。
柄が短くなったことで取り回しがよくなっており、手の小さい方やお子さんなどでも安定して力をかけやすくなっています。
小さくなった分、コレットチャックはΦ2.5~3.2mmの径までしか対応していませんが、一般的なピンバイスより刃先のコントロールがしやすくなっています。
本体の長さ | 8㎝ |
ドリルサイズ | 2.5~3.2mm(丸軸径)対応 |
付属品 | - |
まとめ
今回は交換式のピンバイスを紹介してきました。
ピンバイスは0.1mmという極細のドリルをあつかえる精密な工具です。
0.1mmという極細のドリルはとても繊細で、曲がったり折れやすくなっています。
小さい穴を開けるためには、ピンバイスはしっかりしたものや自分の用途に合ったものをを選びましょう。
また、ドリルの方は最初のうちはダメにしやすいので、安価なものやドリルの予備が入ったセット売りがおすすめです。
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