どうも、こんにちは蒼乃恭介です。
ガンプラや他のプラモデルを制作するとき、パーツに段落ちモールドをほどこそうとして、うまくいかなかったり、失敗した経験はありませんか?
今回は、パーツをなぞるだけでかんたんに段落ちモールドができる「BMCダンモ」を紹介していきます。
結論からいうと、プラモデルのパーツに段落ちモールドをやろうと思ったら「BMCダンモ」が1番最適です。
目次
段落ちモールドとは?
段落ちモールドとは、プラモデルなどのパーツのふちなどの部分に、階段みたいな段差を作りパネルラインなどの表現をすることです。
ガンプラなどには、元からディティールの1つとして最初から段落ちモールドが施されているものもあります。
段落ちモールドが必要な場面は、主にパーツのふちに段差をつけてディテールアップするのと、ガンプラなどの合わせ目を接着せずにディテールとして見せる2つがあります。
接着剤で接着して合わせ目を消すのが面倒な時や後ハメがむずかしい時など、段落ちモールドにすることで合わせ目を目立たなくさせ、なおかつ情報量が増え仕上がりが良くなります。
BMCダンモ
BMCダンモは、段落ちモールドを加工する用の専用の工具で、スジボリ堂から販売されています。
値段は4,180(税込)と高いですが、値段に見合うだけの性能があります。
値段が高いのには、理由があり刃先は希少な金属タングステンでできており、非常に硬く高い耐久性を誇ります。
またタングステンは、非常に硬い金属なので加工するには、高い技術が必要なので値段も比例して高くなっています。
高い技術で作られたBMCダンモの形状は、段落ちモールドを彫るのに最適な形になっています。
BMCダンモの種類
BMCダンモは4種類あり、刃の両側に段差があって、それぞれサイズが違っており1本で2つの段落ちモールドを彫ることができます。
また中央の刃の部分はカンナがけすることもできます。
- 0.5mm・0.8mm
- 1.0mm・1.5mm
- 0.2mm・0.4mm
- 0.3mm・0.6mm
BMCダンモの使い方
BMCダンモの構造はシンプルになっており、使い方もかんたんです。
パーツのふちにBMCダンモの刃先の凸部分をガイドにして、力を入れずになぞるだけです。
力を入れてなぞると刃が途中で引っかかってしまい、キレイな段差にならないので、何度も薄く削るのがキレイに彫れるコツです。
パーツ表面にゲート跡などの段差があると引っかかるので先にヤスリなどで処理をして平らにしておくと、作業がやりやすくなります。
ただし、BMCダンモだけでキレイな段落ちモールドを彫ろうとすると、力加減がバラバラで加工面が波うってしまうので、慣れないとむずかしいです。
キレイな段落ちモールドをやろうとしたら、ある程度BMCダンモで掘り起こし、仕上げにヤスリで整えてやるとキレイな段落ちモールドになります。
下の画像は左側が加工前で、右側がBMCダンモで掘り起こした後にヤスリがけしたものです。
数回、BMCダンモでパーツをなぞるだけで、かんたんにまっすぐな段差モールドを作ることができました。
仕上げに加工面をヤスリがけしてやると、よりキレイな段落ちモールドになります。
違うやり方でも段落ちモールドを作ることはできますが、熟練した技術と経験が必要になってきます。
まとめ
高い耐久性と精度をもったBMCダンモを使うことで、誰でもかんたんに段落ちモールドを作ることができます。
塗装時にパーツの形状によって合わせ目がむずかしい場合やディティールアップするのに段落ちモールドを彫るにはBMCダンモが最適です。
高価な工具ですが、値段に見合うだけの性能をもっており、初心者でも段落ちモールドを作ることができるのでおすすめです。