製作・テクニック

5ステップで解説 水転写式デカールの基本的な貼り方

どうも、こんにちは蒼乃 恭介です。

水転写式デカールはMG(マスターグレード)などのキットに付属していたり、専用キットの水転写式デカールが別で販売されています。

通常のシールと違って水転写式デカールは、水を使うという特殊なシールです。

単調になりがちなキットを水転写式デカールでを貼るだけでも、情報量が増えてキットがカッコよくなります。

本記事では、水転写式デカールの基本的な貼り方を5つのステップで解説していきます。

目次

水転写式デカールの貼り方

水転写式デカールを貼る前に、塗料皿やトレーに水を入れておきます。

水の温度はお風呂の温度(40℃)前後くらいがヤケドせず、水転写式デカールのノリが溶けやすくておすすめです。

1.水転写式デカールを切る

水転写式デカールは、精密で小さく密集しているので、ハサミでは切りにくいです。

なので、使う分をその都度デザインナイフで切り分けていきます。

水転写式デカール 切り取り

デザインナイフならば極小のデカールでも、必要分だけ切り取ることができます。

2.水転写式デカールを水に浸す

切り分けたデカールは台紙の端をピンセットでつかみます。

つかんだデカールをそのまま用意しておいた塗料皿やトレーに入れた水に3秒ほど浸します。

水転写式デカール 水浸し

水をつけた水転写式デカールは水に濡れてもいいトレーやキッチンペーパーの上に置きます。

キッチンペーパーだと余分な水分を吸収してくれます。

しばらくするとデカールが浮いてきて、台紙から剥がれます。

面倒くさいからといって水につけたままにするとデカールののりが溶け流れて貼りつきにくくなりますので注意してください。

3.水転写式デカールの貼り付け

水につけてデカールが浮いたらパーツに貼りつけていきます。

ピンセットで台紙の端を持ち、貼りたい位置に台紙から爪楊枝や平筆を使ってズラしながらデカールを貼ります。

水転写式デカール 貼り付け

位置がズレても微調整できますが、デカールが破けたり再調整が面倒なのでできるだけ貼りたい位置にするようにしましょう。

微調整するときは爪楊枝や水を含ませた平筆の先端を使って破けないように慎重に動かします。

先のとがったピンセットで位置調整するとパーツや塗装面に傷ついたり破けやすくなりますので注意しましょう。

4.貼り付けた水転写式デカールの水抜き

位置決めできたらデカールまわりの水分を綿棒やルビセルスティック、筆などを使って余分な水分を吸い取ります。

水転写式デカール 水分吸い取り

貼りつけたデカールの中心から外側に向かってデカールとパーツの間の水分を押し出すように拭きとります。

綿棒などの場合ゴシゴシこするとデカールが破けたり、動いたりするのでコロコロと転がしたり押しつけたりして拭きとり乾燥させます。

5.トップコートでツヤを整える

デカールを全て貼り終え、乾燥したらトップコートを吹いてツヤを整えます。

デカールを貼ったあとにトップコートをしないで触ったりウェザリングなどをすると、デカールが剥がれますのでトップコートで保護します。

水転写式デカールはラッカー系クリアーコートで溶ける場合があります。

失敗したくないのであれば、水性のクリアーコートを吹くか事前にテストすることをおすすめします。

まとめ

水転写式デカールの基本的な貼り方を5つのステップでまとめると以下のようになります。

  1. 必要な水転写式デカールをデザインナイフで切る
  2. 切り取った水転写式デカールを塗料皿やトレーに入れた水(お風呂の温度40℃前後)に3秒ほど浸す
  3. ピンセットで水転写式デカールの台紙の端を持ち、貼りたい位置に台紙から爪楊枝や平筆を使ってスライドさせデカールを貼る
  4. 位置決めできたら綿棒やルビセルスティック、筆などを使って余分な水分を吸い取る
  5. デカールを貼ったあとにクリアートップコートで保護する

▼水転写式デカールをもっと効率よく貼りたい方はコチラの記事を参考にしてください。▼

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