どうも、こんにちは蒼乃 恭介です。
プラモデルを作るとき、ヤスリがけやスジ彫りなどの加工をやりますが、一般的にパーツを片手で持って、もう片方の手で道具を扱います。この方法だと作業も早くなりますが、手で持って作業するとどうしても手ブレがおきてパーツの面精度が悪くなったり、スジ彫りがズレたりしてしまいます。
どんなに慎重に作業していても、パーツを手でもっているかぎりは、どうしてもズレが生じてしまいます。
目次
パーツ加工の精度を上げる方法
パーツを加工する上で最も手軽に精度を上げる解決策が、パーツの固定化です。
えっ そんなこと?と思われるかもしれませんが、パーツが固定されると安定した力をかけることができパーツの精度が上がります。単純ですが効果は高いです。
パーツを固定させる道具は?
プラモデルに限らず物を固定して作業する道具に万力、彫刻台があります。
ホームセンターなどで販売している万力で固定すれば、パーツが固定されて作業が安定しますが、プラモデルのパーツは複雑な形のパーツが多いため通常の万力では対処できないことが多いです。
また市販されている物は、机に固定する物やプラモデルには大きすぎて使いにくいものばかりです。
彫刻台は入手しずらいですが、本体が小さくて複雑なパーツも固定させることができます。しかし彫刻台は店頭での入手が難しく、値段も高く30,000円(税込)くらいの値段になっています。
プラモデル用の万力はあるのか?
プラモデル用に使える万力の条件は、下記の5つになります。
- 複雑な形のパーツにも対応できる。
- 作業しやすい角度に調整ができる。
- 机などに固定しなくてもパーツを固定できる。
- プラモデル用の小型で使い勝手がいい万力。
- 値段は安く、探しやすい事。
上記の5つの条件を満たしている万力は、スジボリ堂のパーフェクトバイス1号 3,630円 (税込)です。
30,000円(税込)もする彫刻台に比べ値段も10分の1程度になっていて、角度調整ができて複雑なパーツを固定することができます。
パーフェクトバイス1号は、複数の穴にパーツの形状に合わせてピンを差し込んで固定する物です。
上記の画像は実際にパーツをはさんで、ヤスリがけしているところです。
使用している金属ヤスリは、タミヤ クラフトツールシリーズ No.59 クラフトヤスリPRO (平10mm)です。
加工前加工後
今回作業した加工は、金属ヤスリでゲート後を削り、800番の紙やすりで撫でただけです。
手で固定して作業するより、きれいな表面処理が行えました。
ゲート処理が9秒でキレイに削れる金属ヤスリ クラフトヤスリPRO
まとめ
いかかでしたでしょうか。準備に時間は多少かかりますが、きれいな面を出したい時などはパーツを固定すると作業が楽に行えます。
全てのパーツを固定しなくても、目立つ部分やきれいに表面処理を行いたい時にぜひ参考にしてください。