どうも、こんにちは蒼乃 恭介です。
ここでは、プレミアムバンダイより発売された、『MG 1/100 MS-06F-2 ザクⅡ F2型(ノイエン・ビッター機)』を作例にプラモデルを始めて組み立てる方のために、組み立て時のポイントなどをわかりやすく解説していきます。
ここで使う道具は模型用のニッパーとドライバーだけです。
硬いプラスチックを切るのにニッパーは必要になってきますので、100均のニッパーでもかまいませんが、切り口がえぐれたり白化現象が起きてしまうので、安いものでも模型用のニッパーが1本あるとサクサク作ることができます。
※切る道具にハサミもありますが、大変危険なためプラスチックは切らないようにしましょう。
模型用のニッパーは使いやすく、仕上がりがよくなりますが、高価な物が多いです。
目次
工具の準備
プラモデルを作る前に道具の準備をします。
組み立てに使う道具 一覧
- ニッパー
- 精密ドライバー(小さいビス用に小さいサイズ)
今回、作例で使っているニッパーは『匠TOOLS 極薄刃ニッパー』を使っています。
MG 1/100 MS-06F-2 ザクⅡ F2型(ノイエン・ビッター機)の組み立て
「説明書を見ながらパーツを切り出して、組み立てていく」
言葉にするとこれだけなのですが、慣れていないと大変だと感じるかもしれません。
各章ごとにパーツの切り出し方や、注意点などを説明していきます。
箱 開封
まずはキットの箱を開けて組み立てる準備をしましょう。
箱を開けたら、袋に入っているランナーをハサミやカッターナイフを使って開封していきます。
この時、片方の上箱に開封したランナーを立てて入れておくと作業しやすいですよ。
ランナーにはタグと呼ばれるアルファベットが表示されています。
組み立てる時に、探しやすいようにランナーのタグを【A➡B➡C➡D…】の順でランナーを並べていきます。
説明書をよく読む
工作に入る前にまずは説明書をよく読みます。組み立て工程は説明書順に従って進めます。これが基本になります。
最初は説明書どうりに進めていきます。
慣れないうちから途中の工程をやろうとすると分からなくなったり、先に組み立てておかねばならないものも出てきます。
慣れてくると、見なくてもだいたい分かるようになったり、先に時間のかかるもの処理しておくなんてこともできるようになります。
パーツチェック
パーツを切り離す前にパーツチェックをおこないます。
ランナーにすべてのパーツが付いているかチェックします。パーツが欠品していることは、ごくまれですがあるので必ず切り取る前に確認します。
中古販売のキットはパーツがない確率が高いので注意します。
×マークは使用しないパーツです。
もしパーツが欠品していたら?
もしパーツチェックをしていてパーツが付いていない場合は、あわてずに説明書を読み『部品注文カード』確認します。
『部品注文カード』はまた必要になるかもしれないので、コピーしたものを使います。
欠品しているパーツのランナーのアルファベットとパーツ番号を確認の上、欲しい数を書いて郵送します。
パーツの切り取り
パーツの切り出し方についてはこちら↓
説明書を見ながら必要なパーツの番号を確認しながらニッパーで切り取っていきます。
切り取ったパーツやゲート後の切りくずは散らかったり、後でかたづけがしやすいように開封した時の『下箱』を使います。
パーツを組み合わせるには?
切り出したパーツ同士を組み立てるには、パーツの裏にある『ダボ穴』と呼ばれる受けになっている穴に、パーツ面より出っ張っている『ピン』と呼ばれる棒状のものを差し込みます。
ダボ穴とピンの形状はパーツによって円筒型以外にも板状だったり、複雑な形状なものもあるので組み合わせる前に、パーツの形状を観察しましょう。
ダボ穴とピンが正しく入っていないと、変な形になったり破損の原因にもなったりします。
動力パイプの処理
ガンダムシリーズのザク系統などの動力パイプの処理のやり方の1つを紹介します。
下の画像の動力パイプの芯になるパーツに外装のリングをはめ込んでいくわけですが、動力パイプリングの形状がすべて同じというわけではなく、形状の違うものを順番通りに入れていかなければなりません。
動力パイプのリングは、形の違うものがたくさんあり一度に切り離してしまうと、組み立てる際に分からなくなります。
もし混ざってしまったら、パーツを1つ1つ見比べて判断するしかありません。
動力パイプのリングを分かりやすくし、後の処理を楽にするためにここは、お弁当に使うアルミカップを使います。アルミカップ以外にも紙で箱などを作って小分けにします。
アルミカップの底には何番のパーツか分かるように数字を書いておきます。
こうすることで、組み立てる際に何番のパーツを使うか分かりやすくなります。
(注)アルミカップは軽いので作業する際ウッカリぶちまけないようにしてください。
パーツを切り出し後、地道にゲート後を2度切りしていきます。
ゲートの処理が終わったら説明書の順番通りに動力パイプのリングを差していきます。
組み立て完成
説明書通りにパーツを切り取って組み上げた状態が『パチ組み』といいます。
付属のシールは『水転写式デカール』といい水につけて貼り付ける切手みたいなシールですが、接着力が弱くクリアー塗料などを施さないと剥がれてしまうので今回は割愛しています。
プラモデルは塗装が必須事項な雰囲気がありますが、そんなことはなくただ組み立てるだけでも十分に楽しめます。
特に今のガンプラなどのキャラクターモデルは色分けがされているので組み立てるだけでも、ある程度再現できます。
実はこのパチ組みにも良いことがあり、その最大の利点はガシガシ動かして遊べるという事です。
塗装や改造が施されたプラモデルは見た目の良さはもちろんのこと、自分の作風などがでてきますが、時間と手間ひまをかけて作ったプラモデルは壊したくないという思いや塗料などでプラスチックがもろくなって壊れやすくなってることから、”遊ぶ”ではなく”飾る”になってしまいます。
YouTubeなどで見かけるコマ撮り動画などはたくさん動かすため、このパチ組みが最適です。
パチ組みであれば時間もかからなないため、初めての方やガンガン動かして遊びたいという方におすすめの組み立て方法です。