どうも、こんにちは蒼乃 恭介です。
プラモデルに穴あけ加工をするといえば、ピンバイスを使う方が多いのではないでしょうか?
銃口に穴を開けたり、真鍮線で関節軸を補強したりと使う場面は多いです。
本記事ではピンバイスの基本的な使い方を紹介していきます。
目次
ピンバイスの使い方
使い方はとてもかんたんでグリップエンドを手のひらに当て2、3本の指でドリルを回転させるだけで穴を開けることができます。
ピンバイスのグリップエンド部分は回転するようにできているので、クルクル回す時に軸がブレず安定して掘り進めることができます。
他にも人差し指をグリップエンドにそえて、親指と中指で回転させる方法もあります。
基本的な使い方は交換式ピンバイス、一体型ピンバイスともに同じです。
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開口部分の見極め
平面や曲面、複雑な形をしたパーツに直接ドリルを回しても、ドリルの先端がぶれて本来の位置からズレてしまうことがあります。
目的の位置に穴を空けるために下準備を行います。
まずはシュープペンシルやマジックペンなどで目的の位置に印をつけます。
円形のパーツの場合、十字線を引くと円形のパーツの中心がわかりやすくなります。
アタリを付ける
印をつけた部分に画鋲や先端が針状になったこのでアタリを付けていきます。
先にアタリをつけることでピンバイスを回した時のズレを防止することができます。
アタリをつける道具は先が尖っていれば何でもいいです。
アタリをつける素材がプラスチックヤレジンの場合、スジ彫りに使うモデリングスクライバーが丈夫であつかいやすくおすすめです。
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もし、アタリをつけた時にずれてしまった場合は、瞬間接着剤のなどで1度凹みを埋めてから再度あたりをつけます。
穴あけ
アタリをつけたらピンバイスで開口していきます。
最初の穴開けは目的の穴の大きさに関わらず、切れを防止するために1mm未満から始めます。
初めから大きいサイズのドリルで穴を開けようとすると軸がぶれたりパーツをえぐってしまう危険性があります。
穴を開けるときは軽く当ててゆっくり回しながら徐々に力を入れていきます。
大きな穴をあけるには
パーツに大きい穴を空けたい場合は最初に使ったドリルより0.5mm~1mm刻みでドリルを交換し穴を拡張していきます
面倒だからといっていきなり大きいサイズのドリルで穴を開けようとするとパーツをえぐってしまいます。
複雑な穴をあけるには
複雑な穴を開けたい場合は、くり抜きたいパーツに適当に複数穴を開けて、穴同士をニッパーなどで切ることで複雑で大きな穴を開けることができます。
大雑把な穴を開ける場合には、印やあたりをつける必要はありません。
ガイドを使う
ピンバイスは手に持って穴を開けるので同じパーツに同じ穴を開けるのは難しいです。
またフリーハンドなので綺麗に垂直に穴開けることは苦手です。
同じパーツに同じ穴を受けたい場合位置決めの方法としてプラ版にガイドを自作して穴を開ける方法もあります。
一定の深さで穴を掘る
穴を貫通させたくない場合や一定の深さで穴を掘る場合ドリルばの所にあらかじめマスキングテープで印をつけておきます。
マスキングテープを貼ることによって間違って深く掘りすぎたりすることを防ぎます。
応用編
ピンバイスはドリル刃をつけて穴を開けるだけの工具ではありません。
ピンバイスの使い方の応用編として3つほど紹介していきます。
ディテールとして穴をあける
1つ目はディティールとして穴を開ける場合です。
プラモデルのディティールアップする方法として昔からあります。
ゴッドハンドのスピンブレードと合わせて使っていけば綺麗な円錐状の穴を開けることができます。
ルーター用のビットを使う
2つ目はルーター用のビットを使うことです。。
交換式のピンバイスはサイズが合えばルーターのビットのホルダーとしても使うことができます。
ブースター周りの家を薄く削ったりヤスリ型のビットをそのままヤスリとして扱うこともできます。
持ちにくいパーツの保持する
3つ目は持ちにくいパーツの保持に使うことです。
小さいおわん型のブースターなどを指で持つより保持しやすくなりヤスリがけがしやすくなります。
まとめ
今回はピンバイスの使い方について紹介してきました。
基本さえ押さえとけば難しいことではありません。
ピンバイスは使用頻度の高い工具なのでドリルサイズごとに用意しとけば毎回ドリルを交換する手間が省けます。