どうも、こんにちは蒼乃 恭介です。
「プラモデルを作るときに袋を開けたら、なんだかランナーやパーツがベトベトする」
「プラモデルが油っぽい」
なんてことはないですか?
じつはランナーやパーツがベトベトするのには、プラモデルについた離型剤(りけいざい)が原因なのです。
離型剤は、プラモデルのような材料を型にはめて製品を作る過程において、型から製品をスムーズに取り出すために使用される薬剤のことです。
最近のバンダイのガンプラなどには離型剤がほとんど残っていませんが、古いキットや他のメーカーだと離型剤が落ち切らず残ってることがあります。
離型剤を気にしないでキットを組み立てることもできるのですが、離型剤が残っていると塗装や接着、シールの食いつきが悪くなるなどのデメリットの方が多くなります。
そこで、本記事ではこすらずスプレーをシュッと吹きかけるだけで、かんたんに離型剤をおとせる「スクラビングバブル 激泡キッチンクリーナー」を紹介していきます。
激泡キッチンクリーナーを使えば歯ブラシなどでパーツをゴシゴシこすらなくても、楽に離型剤を落とすことができて便利ですよ。
目次
理型剤がもたらす2つのデメリット
プラモデルに離型剤がついたままでいると、おもに2つのデメリットがあります。
塗装・接着・シールの食いつきが悪くなる!?
1つめのデメリットは、プラモデルに離型剤がついていると塗装・接着・シールの食いつきが悪くなります。
料理するときに食材がフライパンにくっつかないように油を入れると同様に、離型剤には塗料やシールの食いつきを悪くする効果があります。
▼下の画像は離型剤がけっこう残っているランナーに、ラッカー塗料を塗って軽く爪で引っかいたものです。▼
ラッカー塗料は食いつきがよいはずなのですが、カリカリと引っかいただけで塗料がはがれてしまいました。
道具やまわりを汚してしまう
2つめのデメリットは、離型剤がニッパーなどの道具や手に付着してまわりを汚してしまうことです。
最初は気にならないかもしれませんが、ランナーやパーツについた離型剤が作業を進めていくうちにドンドン広がっていき、手やニッパーなどの道具もベタベタになっていきます。
手は洗えば済むのですが、道具はかんたんには洗うことができません。
もうすでに、ニッパーなどの道具がベタベタしている場合は、パーツクリーナーで油分を落とすことができますよ。
キッチンクリーナーの使い方
キッチンクリーナーはとても強力な洗剤ですので、手が荒れたりするのでゴム手袋の着用と換気をよくすることをおすすめします。
ランナーごととはいえ、小さいランナーや数が多いので、ザルなどにランナーをいれると、あとでゆすぐのが楽になりますよ。
▼キッチンクリーナーの使い方はとてもかんたんで、洗いたいものにスプレーでシュッとふきかけるだけです。▼
ゴシゴシこする必要がなく濃密な泡がでてきて、こまかいパーツのすみずみまで洗うことができます。(ついでにシンクまわりも)
表側にふきかけたら、裏側にもスプレーします。
もともと、キッチンクリーナーは油汚れのひどいキッチン用ですので、ランナーについた離型剤は長くても3分放置して水で流すだけでキレイになります。
上の画像のキットを洗うときも、水でゆすぐまで5分もかかっていません。
水で泡を洗い流したあとは、パーツの表面、ダボ穴などの水気を拭き取っておいてください。
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キッチンクリーナーの洗浄効果
▼下の画像はキッチンクリーナーで洗浄後に、上と同じキットのランナーにラッカー塗料を塗って、爪でかなり強めに引っかいたものです。▼
爪のあとは残っていますが、離型剤が残っていないため塗料のはがれはありません。
ランナーをさわったときもベタベタしないで、ツルツルの状態です。
キッチンクリーナーなら楽に洗うことができる
プラモデルについている離型剤は、塗料・接着・シールの食いつきを悪くしてしまいます。
強力な洗浄力を持つキッチンクリーナーなら、ブラシなどでゴシゴシとこすらずにシュッとスプレーするだけで、離型剤・汚れをかんたんに落とすことができます。
キットを組み立てたあとでも洗浄してもいいのですが、離型剤がベトベトについているとまわりを汚したり作業しづらくなるので、キットを袋から出した時点でベトベトしているのであれば洗浄することをおすすめします。