どうも、こんにちは蒼乃恭介です。
本日はガンプラ作製に役立つツールをご紹介します。
ところで、ガンプラを作るときって金属ヤスリを使っていますか?
私は以前まで紙やすり一択でした。
ガンプラ作製には当て木を自作したり、市販のヤスリスティックなどを使用していました。
金属ヤスリを使うとすれば、硬い金属や「ガリっ」と思いっきり力を入れる作業のみに使用していました。
そう、あの金属ヤスリを入手するまでは・・・
その金属ヤスリがこちら
タミヤから販売されいている金属ヤスリ「クラフトヤスリPRO」です。
クラフトヤスリPROの出会いで、これまでの金属ヤスリに対する考えが変わりました。
もっと早く出会えていれば、時間や散財をしなくてもよかったんじゃないかと思える金属ヤスリです。
そんなクラフトヤスリPROを使用感などをレビューしていきます。
目次
クラフトヤスリPROをおススメしたい2つの理由
1.削った後がすごくキレイ
まずはこちらの画像を見てください。使用しているのはクラフトヤスリPRO 10㎜です。
※上から紙やすりの400番、800番、クラフトヤスリPROの順番になっており、ヒケが無くなるまで削っています。
400番紙やすり
400番の紙やすりだけで削ったパーツは、表面が荒くなっています。
かかった時間は1分弱です。
800番紙やすり
次に400番➡600番➡800番の紙やすりで削ったパーツになります。
400番で削った方と見比べてもパーツの表面のヤスリ跡が細かくなっています。
かかった時間は4分弱です。
次にクラフトヤスリPROで削った方になります。
800番まで削った方と見比べてみても、パーツの表面がキレイになっています。
かかった時間は40秒弱です。
しかも、パーツを削った時間や手間、ヤスリの種類どれをとっても一番少ないです。
1つのゲート処理を完了するのに9秒で終わっちゃいました。
どうですか、クラフトヤスリPROで削ったパーツの滑らかさ‼ 削った感じも紙やすりでガシガシ削るのではなく、なでるように数回押しただけなんですよ。
ゲート後だけを処理するのであれば2,3回削るだけでゲート処理が完了してしまいます。
2.削る回数が少ないのに、メッチャ削れる
下の画像の黄色で囲ったパーツは、右側のエリ部分をクラフトヤスリPROで1回削ったモノになります。
1回削っただけなのに、三角部分が無くなっています。丸く囲んでいる右下の方は、クラフトヤスリPROの̚カドで削ったモノになります。
削る回数が少ないのに、ガリっと削れてしかも表面が、キレイに削れてしまいます。
削りカスも紙やすりのように粉ではなく、カンナで削ったみたいになっています。
クラフトヤスリPROが他の金属ヤスリと違う3つの特徴
1.キレイに削れる単目
クラフトヤスリPROのミゾ部分に注目してください。お分かりになりますか?
細かいミゾ部分と太いミゾ部分に分かれていますよね。
細かいミゾ部分は、1方向にそって掘られている単目と呼ばれるもので、最大の特徴はキレイに削ることができるんですが、削りカスでめづまりしやすいという欠点もあります。
2.削りカスの排出性を高めるチップブレイカー
精密な切削加工によって刃をつけた単目ヤスリに加えて、削りカスの排出性を高めるチップブレイカーと呼ばれる加工が施されています。
チップブレイカーとは波目とは逆方向に太い溝が掘られている部分です。
太い溝があるおかげで、削りカスがヤスリの溝に目詰まりしにくく、キレイにパーツを削ることができるんです。
3.重量感があって力が要らない
金属ヤスリの特有の重量感があることで、パーツを削るときに大きな力が要らないことです。
小さな力で前方へ押し出すだけで、パーツがキレイに削れます。
力を入れすぎたり、紙ヤスリみたいにゴシゴシと上下させると余計な傷をつくったり、削り過ぎたりしますので注意が必要です。
クラフトヤスリPROを使うときの3つの注意点
削りすぎ注意⁉
キレイに削れるクラフトヤスリPROですが、金属ヤスリなので紙ヤスリよりも削りすぎるので注意が必要です。
ゲート処理や合わせ目けしをする場合には、1削りずつ様子を見ながらやっていくとコツをつかみやすいです。
パーツと持ち手はしっかりと
小さい力でキレイに削れるといいましたが、パーツとヤスリの持ち手はしっかり持っていてください。
パーツとヤスリ、どっちもテキトーに保持して削ろうとするとグラつき、余計な傷や変なところを削ってしまいます。
削るときは脇をしめて、パーツとヤスリがグラつかなないようにして、軽い力でヤスリを押してやるとキレイに削れ、狙ったところを削れるようになります。
削りカスはこまめに
チップブレイカーのおかげで他の金属ヤスリに比べて、目詰まりしにくいクラフトヤスリPROですが、削りカスがヤスリのミゾにあるのは悪影響です。
ミゾに削りカスがあると削りにくくなり、削れなくなってくると余計な力で削ろうとします。
その結果パーツに余計な傷や削りすぎという事故にもつながります。
また削ったプラスチックカスが摩擦熱で溶け、金属ヤスリの目に焼き付いてしまい削れなくなってしまします。
そうなる前に、ナイロンブラシ(歯ブラシでも可)やワイヤーブラシなどで削りカスをこまめに取り除くことが、金属ヤスリの寿命をのばすことができるのです。
普段はナイロンブラシを使い、頑固な削りカスにはワイヤーブラシやカッターナイフの刃先で削りカスを取るのがおススメです。
まとめ
いかがでしたか?
プラモデルのゲート処理や表面処理を紙やすりでやるのもいいですが、クラフトヤスリPROを使って作業時間を減らしてみませんか?
クラフトヤスリPROは単目とチップブレイカーのおかげで、キレイに削れて目詰まりしにくいのです。
紙ヤスリより経済的でコストが少なくて済みます。また同じものを削るにしても、手間はもちろん時間も節約してくれます。
使い方は多少コツがいりますが、使う際にはワキをしめてパーツとヤスリをしっかり持って軽い力で押してみてください。
削れる量と表面のキレイさに驚くと思います。
個人的に広い面にクラフトヤスリPROの10㎜、細かい部分に6㎜がおススメです。