どうも、こんにちは蒼乃 恭介です。
プラモデルを塗装するとき、塗装したものを乾くまで保持しておく塗装スタンドというものがあります。
各メーカーから専用の塗装スタンドなどが販売されていたり、100均のものや素材などもいろいろあります。
模型用のものは意外と値段が高かったり、小さくて自分には使いずらいなど色々問題があると思います。
今回は、猫の爪とぎというものを使って、低コストで塗装スタンドを作製する方法を紹介していきます。
目次
猫の爪とぎとは?
猫の爪とぎとはその名前の通り、猫の爪をお手入れするときに使う段ボールを重ねたものです。
ホームセンターやペットショップなどで1枚当たり100円程度で購入できます。
メーカーによって使用している素材(段ボールの種類)が違ってくるため好みが分かれるところです。
下の写真は、猫の爪とぎの3種類の素材をピックアップしたものです。
AとBのものは、ホームセンターで購入したものです。Cは、100均のものです。
それぞれの、メリット・デメリットを紹介します。
猫の爪とぎ タイプA
上の写真左側の拡大図です。クリックすると画像が拡大されます。
こちらはホームセンターで購入したものです。
●メリット
- 段ボールの網目が細かく、穴の大きさがつまようじと同じぐらいなので、塗装持ち手を差し込んだ時にぐらつきにくい。
- 作りがしっかりしていて、毛羽立ちが少なく、紙くずがほとんど出ません。
●デメリット
- 網目が細かく、つまようじ・竹串は差し込むことができますが、割りばしぐらいの太さは入らないです。
猫の爪とぎ タイプB
上の写真中央の拡大図です。クリックすると画像が拡大されます。
こちらはホームセンターで購入したものです。
●メリット
- 網目が大きく、割りばし1本ぐらいの太さでも差し込むことができる。
- 1つ当たりの穴が大きいため、差し込みやすい。
●デメリット
- 竹串サイズを差し込んだ時、塗装持ち手がぐらつきやすい。
- 毛羽立ちが若干あり、紙くずが少し出ます。
- 物によりますが、作りがあまく両サイドの端がよれています。
猫の爪とぎ タイプC
上の写真右側の拡大図です。クリックすると画像が拡大されます。
こちらは100均のものです。
●メリット
- 段ボールの網目が左側の物より細かく、塗装持ち手を差し込んだ時にぐらつきにくい。
- 値段が1番安い。
●デメリット
- 網目が小さく割りばしサイズは差し込めない。
- 1つあたりの穴が小さく、竹串サイズでも差し込みにくい。
- 毛羽立ちがひどく、紙くずが落ちやすい。
- 他の2つに比べ高さが低く、深く差し込めない。
メリット・デメリットはそれぞれにありますが、値段もほとんど変わりませんので、100均の物より他のホームセンターで売られている2種類の猫の爪とぎのほうが、メリットが大きいので、おすすめです。ほかにもワイドタイプや特殊な形の物もあるので参考にしてください。
必要な材料・道具は?
塗装スタンドを作製する材料・道具は、下にリストアップしています。
- 猫の爪とぎ(カバー無しタイプ)【100~600円】
- 段ボール【0~100円】
- ガムテープ(布)・ビニールテープ【300~400円】
- カッター【100~700円】
- カッターマットA4サイズ【300~600円】
以上の5つがあれば作成することができます。猫の爪とぎ以外のものがすでにあれば、かかる費用は猫の爪とぎ分だけです。
段ボールは猫の爪とぎの下敷きになるので、同じぐらいの面積が必要になりますが、通販やペットボトルなどの段ボールがあれば十分です。
ガムテープ(布)・ビニールテープは自分の好みに合わせて大丈夫です。作り方は同じなので、自分の好きな色で作りましょう。
カッターは小型のものでも切れますが、力がかかるので安全のために大型の物をおすすめします。
カッターマットが無い方は、いらない雑誌や段ボールを重ねたものなどをカッターマット代わりにしてください。
塗装スタンド作製手順 ステップ1
さて、材料がそろったらいよいよ塗装スタンドの作製に入ります。
今回使用したものは、下のペットフレンド 猫の爪とぎ 4個入りを使いました。タイプAになります。
毛羽立ちが少なく、網目が細かいものです。サイズも通常より大きめの485㎜になります。
作り方は簡単です。3ステップで出来上がります。
まずは、猫の爪とぎの長さが485㎜あり、このままでは使いずらいので、自分の使いやすいサイズに切り分けていきます。
私の場合は、2等分に切り分けています。
このままのサイズが良いという方は、次のステップ2に行きます。
力がいりますので、気を付けて切っていきます。1度に切ろうと思わないで数回にわけて切り込みを入れます。
カットした物が下の写真になります。猫の爪とぎが複数ある場合は、切り分けを最初にしておきます。
塗装スタンド作製手順 ステップ2
次に塗装持ち手を差し込んだ時に、下に抜けないように下敷きを貼り付けます。
切り出した、猫の爪とぎのサイズに合わせて下敷き用の段ボールにペンで印をつけて切り出します。
下の写真は下敷きを重ねたところです。
木工用ボンドで貼り付けてもいいのですが、時間がかかるのとずれて乾燥した場合、修正がむずかしいのでここではまだ貼り付けていません。
塗装スタンド作製手順 ステップ3
次に猫の爪とぎと下敷きを貼り付けていきます。
最初にずれないように両端を、テープで仮止めします。
仮止めをほどこしたら、外周をテープで巻きつけ、固定します。
テープを張り終えたら完成です。猫の爪とぎが複数ある場合はステップ1~3を繰り返します。
4個セットで販売されていたものから今回作ったサイズで合計8個の塗装スタンドができました。
8個もあれば十分です。
今回使用した猫の爪とぎは、最初に紹介した3種類のうちの「タイプA」のものです。
保持力がありHGクラスのシールドを逆さまにしても余裕でホールドして、落ちませんでした。
塗装スタンド作製手順 まとめ
いかかでしたでしょうか、今回新規で購入したものは、猫の爪とぎだけだったので、実質500円ぐらいで8個の塗装スタンドができあがりました。
比較するために色々試しましたので、費用が掛かってしまいましたけどもその効果はありました。
自分が使いやすいように色々作るのも楽しいので、参考にしていただけるとうれしいです。
おまけ
本来の用途のまたたびが付属していた場合、猫を飼っている方はそのまま使えますが、猫がいない方はもったいないですが、捨てちゃいましょう。
間違っても猫カフェで使わないよいうにしましょう。マナー違反になります。