どうも、こんにちは蒼乃 恭介です。
ガンプラなどの模型を作っている途中や完成後に写真を撮ってコンクールに応募したり、SNSにアップしている方は多いです。
でも、写真を撮るカメラは適当に使っていませんか?
SNSにアップしようとして手軽なスマートフォンのカメラで撮影したら、まわりがぼけてしまったり、青っぽくなったりした経験はありませんか?
先に結論をいうと、それらの問題は細かい設定ができる「一眼レフカメラ」を使えば解決します。
一眼レフカメラなら室内の物取りから広大な風景まで撮影することができます。
せっかく苦労して作ったプラモデルをよりキレイに撮らないともったいないですよ。
目次
一眼レフカメラをおすすめする3つの理由
至近距離で撮影ができる
1つめは、一眼レフカメラだとレンズ交換で超至近距離から超遠距離まで幅広くキレイに撮影ができることです。
超至近距離が撮影できる「マクロレンズ」や遠くの小鳥を鮮明に撮影できる「高倍率ズームレンズ」など、撮影目的に合わせて最適なレンズを交換することができます。
スマートフォンやコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)にはない機能です。
ホワイトバランスなど細かい設定ができる
2つめは、ホワイトバランスなどの細かい設定ができることです。
室内でプラモデルなどの物撮りをした時に、ちゃんと光を当てているのに撮影した画像が青っぽくなったり、暗かったりした経験はありませんか?
カメラは撮影対象の色味をそのまま写真に再現するので、光によっては白色が肉眼で見るよりも黄色く写ったり、青く写ったりしてしまうことがあります。
じつはカメラの設定のホワイトバランスを変更すると、雑誌みたいな鮮やかでキレイな写真を撮ることができるのです。
ホワイトバランスとは、撮影環境の光の色の影響を補正して、白を白く写すための機能なのです。
うまくホワイトバランスを調節してやれば、窓から降り注ぐ太陽光だけでも鮮やかに写すことができます。
機種のよってはコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)やスマートフォンでもホワイトバランスは調節できます。
しかし、一眼レフの場合はホワイトバランス以外にも「ISO感度」や「絞り」、薄暗い店内や星空がキレイに撮れる細かい設定があり、調節することで思いどうりの撮影ができます。
画素数がケタ違いに多い
3つめは、一眼レフカメラの画素数が多いことです。
画素数とは、映像素子に並んだ光をデジタル信号に変える画素の数です。
カメラの画質に画素数はあまり影響しないといわれていますが、画素数が多いほど高精細な写真が撮影でき、元の画像を拡大してもキレイに写ったり、大きなポスターサイズに印刷してもキレイに写すことができます。
カメラの機種によって画素数はバラバラですが、一般的な3種類のカメラの画素数を比較してみました。
カメラの種類 | 機種名 | 画素数 |
一眼レフカメラ | SONY α7R IV ILCE-7RM4 ボディ | 6,250万画素 |
コンデジ(コンパクトデジタルカメラ) | ライカ LEICA Q2 | 4730万画素 |
iPhone・スマートフォン | Galaxy S20 5G/S20+ 5G | 4,000万画素 |
スマートフォンのカメラ機能は急成長をとげていますが、一眼レフカメラやコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)より画素数が少ないです。
カメラの比較
次はプラモデルを実際に撮影したものを「全体像」と「顔面アップ」した画像で比較していきます。
撮影に使うカメラは「iPhone (XS2)」、「コンデジ(Cannon pc1262)」、「一眼レフカメラ(Nikon D3400)」の3種類です。
場所や光源は同じもので、撮影したのはプレミアムバンダイより限定販売された「HG 1/144 ガンダム4号機」です。
ガンダム4号機は、部分塗装とスミ入れ、つや消しスプレーのみで、あとはストレート組みです。
全体像
下の画像は「iPhone XS2」で撮影した「HG 1/144 ガンダム4号機」の全体像です。
キレイに写っていますが少し赤っぽくなっていて、ガンダムの周りが黒くぼわっとしています。
▼次は「Canon pc1262」のコンデジで撮影したものです。▼
iPhoneより青や白などの色が元の色味に近づきました。
▼次は一眼レフの「Nikon D3400」で撮影した画像です。 ▼
iPhoneやコンデジより青などの色が元の色味が近いです。
顔面アップ
下の画像はiPhone XS2で超至近距離で撮影したものです。
超至近距離だとぼけてうまく撮影ができません。
拡大撮影することでハッキリ写すことはできますが、画質がすごく荒くなっています。
▼次はCanon pc1262のコンデジで超至近距離で撮影したものです。▼
多少ぼけていますが、iPhoneよりも近くで撮影することができます。
▼次は一眼レフのNikon D3400で撮影した画像です。 ▼
奥の方はぼけていますが、iPhoneやコンデジより、ガンダム4号機にカメラが触れるギリギリの超至近距離でハッキリ写すことができました。
ぼけているのは私の撮影技術不足ですが、設定や腕次第では全体をくっきり写すことができます。
まとめ
プラモデルの物撮りなどのキレイな写真を撮るには、腕やセンス以上にカメラやライティングなどの機材が重要になってきます。
スマートフォンで手軽にキレイな撮影ができるとよく聞きますが、やはりスマートフォンでは限界があります。
本格的に撮影しようとしたら「一眼レフカメラ」や照明などの機材が必要になってきます。
最初から数十万円もするカメラを買っても壊したり、触るのが怖くて使えなくなるので、最初は入門機やレンタルで練習してみて、カメラの使い方や撮影方法を学んだほうがいいです。
入門機でも驚くほど性能がよくキレイに撮影することができます。
これからプラモデルの撮影に力を入れたい方、一眼レフカメラに興味のある方は本記事を参考にしてみてください。