どうも、こんにちは蒼乃 恭介です。
せっかくスミ入れしても溝が浅いせいで、ふき取った時に塗料が部分的に取れてしまったり、スジ彫りしたけど太さがマチマチになって仕上がりがいまいちなんてことはないでしょうか?
この記事では、刃先を交換するタイプで均一でキレイな凹面になるスジ彫り用ツールを5つ紹介していきます。
目次
タミヤ スジ彫り超硬ブレード
1つめは、タミヤから販売されている「スジ彫り超硬ブレード」です。
本体価格は1,210円(税込)になっており、スジ彫り超硬ブレード替え刃のサイズは全6種あり、刃先を必要に応じて交換することができます。
交換できる刃は、別売りの「スジ彫り超硬ブレード」、「ニードル」、「平ノミ刃」、「デザインナイフの刃」を装着でき、1本でいろいろな使い方ができます。
スジ彫り超硬ブレードの刃先は鳥の爪みたいな形になっており、Pカッターに近い切れ味でスジ彫りを彫ることができます。
通常のPカッターみたいに力を込めて引く必要がなく、軽い力でスゥ――と彫れることができます。
キレイにスジ彫り線を彫る角度は、パーツ面と柄の角度がえんぴつを持つ角度に近くて彫りやすいです。
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GSIクレオス Mr.ラインチゼル
2つめは、GSIクレオスから販売されている「Mr.ラインチゼル」です。
本体価格は2,420円(税込)になっており、Mr.ラインチゼルの替え刃のサイズは全8種あり、Mr.ラインチゼル専用の刃先を必要に応じて交換することができます。
Mr.ラインチゼルの刃先は、スジ彫り超硬ブレードの刃先と同様に鳥の爪みたいなPカッターの形になっており、切れ味がよくて力任せにパーツを彫ってしまうと、ドンドン深く彫れてしまうほどです。
慣れないうちは彫る力加減がむずかしく、多少の慣れが必要になり、むりにあつかうと刃先が折れる恐れがあります。
切れ味が悪くなったら自分で刃を研ぐことができますが、刃先の交換がすこしクセがあり、ペンチなどでひねって取るために慣れるまでに時間がかかります。
キレイにスジ彫り線を彫る角度は、スジ彫り超硬ブレードと同じく、パーツ面と柄の角度がえんぴつを持つ角度に近くて彫りやすいです。
スジボリ堂 BMCタガネ
3つめは、スジボリ堂から販売されている「BMCタガネ」です。
刃先のサイズによって価格は違っていて、1本あたり1,980円~3,960円(税込)と幅広く、サイズも全23種と豊富にそろっています。
価格は高いですが、それには理由があり刃先の素材にタングステンという、非常に硬い金属を使っているので刃の耐久力、精度、切れ味がよいスジ彫りツールです。
刃の形状がカンナに近く、彫る際はパーツと柄の角度を立てて彫る必要がありますが、慣れていない方でもかんたんに細くキレイな線を彫ることができます。
また引いてスジ彫りする以外にも、ノミのように押して使うこともできます。
本体だけでもそのまま使用することができますが、柄が細く小さいため、あつかいにくいため別売りの「BMCタガネホルダー」にはめて使用するとよいでしょう。
BMCタガネホルダーは全8色あり、色で識別しやすくなり時間短縮することができます。
ウェーブ HGマイクロチゼル
4つめは、ウェーブから販売されている「HGマイクロチゼル」です。
本体価格は858円(税込)になっており、本体の色が3色、刃先のサイズが全7種あります。
刃の形状がカンナのようになっており、刃を立てて使用します。彫る際はパーツと柄の角度を立てると彫りやすいです。
スジ彫りを彫るとき、少しでもズレると刃先がブレてしまいうまく彫れない場合があり、均一に掘るには若干の慣れとコツが必要になってきます。
しかし、本体も握やすく刃の切れ味はよくて、刃先の値段も安くそろえやすいのは、非常に魅力的です。
ファンテック スジ彫りカーバイト
5つめは、ファンテックから販売されている「スジ彫りカーバイト」です。
「斬技ホルダー」本体の価格は2,420円(税込)と少々高いかもしれませんが、柄が太くてにぎりやすく、グリップ部分にスポンジグリップを装着することで、操作性と安定性を調節できるようになっています。
刃先のサイズは全12種あり、サイズ表記と色で識別しやすいようになっているので、直感的にすぐ使いたい刃が見つかります。
刃はタングステンカーバイトという非常に硬い素材でできており、耐久性、切れ味、精度が非常によいです。
これも刃先がカンナに近い形状をしていますので、持つ角度を立てて彫る必要があります。
はじめての方にもあつかいやすい「スジ彫りカーバイト0.15 スターターセット」もあるので、どれを選んだらいいか迷っている方におすすめです。
まとめ
プラモデルのパネルラインなどを表現するスジ彫りは、パーツの形状によっては浅かったりしてスミ入れがうまくいかないこともあります。
この記事で紹介したスジ彫りツールは、作品の仕上がりをより高めてくれるアイテムです。
どのツールも多少の経験が必要ですが、キレイなスジ彫りを出すためには、力を抜いて数回なぞるようにするとうまく彫れるようになります。
また、ガイドテープなどを使うと、まっすぐ線を引けるようになります。